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2020.05.10 更新 撮影機材

ライトメーター(露出計)とカラーメーター(色温度計)について

高度な撮影をするカメラマンには、2つのメーターが必須です。

近年では、デジタルカメラの台頭により、撮影してすぐに写真が見られるので、これらのメーターの出番がすっかり減ってきてしまいましたが、より正確で高度な写真を撮ることが要求される撮影の場合には、この2つのメーターは欠かせません。

正確性が要求される撮影分野としては、例えば博物館のアーカイブ撮影(美術品等の長期保存用写真撮影)や、コスメ商品の色を正確に撮影する必要がある時などです。

光の強度を測る道具ライトメーター

一つは、露出計(ライトメーター)光の強さを測る道具です。1EVとその10分の1まで、露出を測ることができます。EV値そのもので測ったり、絞りf値とシャッタ速度、ISO値で測ったりします。

カメラの内蔵露出計はTTL露出計といって、一度被写体に反射した光を計測しているので、被写体の色によって、露出が左右されるという弱点があります。

一方で、単体露出計で一般的な入射式露出計では、被写体の色に左右されることなく、露出を測ることができるので、より正確な露出を得ることができます。プロカメラマンは、露出計で示された露出値(出目)から、カメラごとの特性に合わせて、自分の裁量を加え、最適だと思う露出値(撮り目)で、撮影を行っています。

カラーメーター(色温度計)

二つ目は、カラーメーター(色温度計)で、色温度やカラーバランスの乱れを測るメーターです。

日常生活ではあまり気になることはないと思いますが、身の回りの光には、色の偏りがあります。例えば、晴天のお昼時などは、色温度が高い状態で、全体的に青みがかった写真になります。

一方、夕日などで撮影すると色温度が低く、オレンジ色の写真が撮れます。また、電球色は色温度が低く、蛍光灯やLEDライトは色温度が高いです。これらの色の差を色温度と呼んでいるのですが、ライトメーターでケルビン(K)という数値で測ることができます。

さらに、蛍光灯の中には、マゼンタ(ピンク)の色被りを起こすものが多くあります。これらもカラーメーターを使うことにより、計測することができます。このマゼンタ被りは、フィルム時代には非常に避けなければならない問題だったので、カラーメーターがとても重要でした。

現代においては、デジタルで修正できるので大丈夫という人が多いですが、撮影段階から綺麗な光で撮影してあげることが、最終仕上げに大きく影響するので、クオリティが求められる撮影では、色温度や色被りもしっかりケアしてあげる必要があります。